夏の終わり
台風が通り過ぎてから気温がだいぶ下がりました。晴れていても海風が涼しく、急に夏の終わりを感じるさせるような気候に。
今年も去年に続きコロナで地域の祭りが全くない静かな夏でした。地域にとって祭りはコミュニティの維持の中心といっても過言ではありません。ただ、高齢化少子化によって実働できる世帯員数が減っているのでそれを続けていくのもなかなかの労力です。
毎年続けるというのはある意味で続けやすい条件です。「去年もやったから」「今年で終わらせるわけにはいかないから」という意識があるためです。しかし、今回コロナでやらなくてもよくなった。いったん途切れてしまうと、それをまた再開するのに力がいります。コロナ前からギリギリで祭りを続けていた町内ではこれを機に祭りをやめるところも出てくるのではないかということが危惧されています。
伝統文化と認識されている文化には昭和期の人口増加に伴い華美大型化したものが多くあります。今の時代にあわせて「伝統文化」もどこかで縮小する必要があるのでしょう。それが続けていくために必要でしょうから。